ミャンマーの宗教:イスラム教 元添乗員鉄板ネタ

先週末、バンコクに行ってきました。
タイは凄い発展していますね。まるで東京みたい。
旅って言うのは異文化接触することと考えている私としては
便利になって嬉しい反面、グローバル化が進んでいて残念にも思います。

ヤンゴンから1時間半で都会に行けるのは正直助かりますけどね!

ヤンゴンもいつかこうなるのかなー

ヤンゴンもいつかこうなるのかなー

さて今回はイスラム教のお話。
前回、ミャンマーには90%も仏教徒がいるというお話をしました。
残りの10%中、4%がイスラム教徒です。

でも体感ではもっと多くいるような気がしますね。
今度初めて国勢調査が行われるのでそれの結果が楽しみです。

ミャンマーにおけるイスラム教徒の大半はバングラデシュからの移民、難民です。
私が住んでいるダウンタウンの東側はアザーンが聞こえてくるイスラム街のため、
ミャンマー語以外が聞こえてくることもよくあります。

さてそんなイスラム教ですが、中身まで知っている方はそこまで多くないんじゃないでしょうか?どうしてもイメージ先行してしまっているような感じが否めません。なので今回もちょっと真面目な話です。

イスラム教徒たちの聖典はご存知の通り【コーラン】ですが、これは【読まれるもの】という意味を持っているため、コーランは原語で読むものとなっています。
(解説書はありますが、コーラン○○語版というのは宗教上ありません)
そう考えるとイスラム教徒たちは国籍に関係なく、共通言語を持っていることになります。それは凄いことですね。

この【コーラン】の中身は驚く程、旧約、新約聖書に似通っています。
それはなぜかを紐解いていくと、イスラム教がとても身近に感じられると思います。

なぜ聖書とコーランは似ているのか?

それはユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ神を信仰しているからです。

ユダヤ教では神はヤハーウェ、キリスト教ではゴッド、イスラム教ではアッラー。
これ全て同じ神という意味です。
私もかつて間違っていたのですが、ヤハーウェという神がいるわけではなく、アッラーという神がいるわけでもありません。ただ言語が違うだけなんです。

 

なぜ同じ神から違う宗教が出来たのか?という点で重要なのが預言者です。

予言ではなく、預言というのは「神から言葉を預かったもの」という意味です。
ノアの箱船で有名なノアさんも「船作れー」という言葉を預かったので預言者です。(このエピソード、コーランにも乗っているんですよ)

ユダヤ教では、モーゼが最後の預言者です。
キリスト教では、モーゼの預言は正しいけれど、人々が信仰を間違えていたのでキリストが最後の預言者として現れました。
イスラム教では、モーゼもキリストの預言は正しいけれど、人々が信仰を間違えていたのでムハンマドが最後の預言者として現れました。

という考え方なんです。なので彼らはそれぞれが正しいけれども、信仰を間違えているというスタンス。だから対立してしまうことはわからなくもないですが、同じ神の元で争うのは神にとって残念なことだなーと思います。

最後の預言者ムハンマドは、最後の預言者だけあって、これまでの反省(ユダヤ教やキリスト教)を活かし、きっちり規律正しい宗教を作りました。
これはよし、これはダメときっちり決まっていますね。
そんな彼らに取って最も大事なのがこれ。

五行六信

五行

  • 信仰告白(シャハーダ)
  • 礼拝(サラー)
  • 喜捨(ザカート)
  • 断食(サウム)
  • 巡礼(ハッジ)

六信

  • 神(アッラー)
  • 天使(マラーイカ)
  • 啓典(クトゥブ)
  • 使徒(ルスル)
  • 来世(アーヒラ)
  • 定命(カダル)

この中で、私がイスラム教っていい人たちなんだなーと強く感じたのが
ザカートとハッジの関係です。

イスラム教徒はハッジという巡礼で人生に一度メッカに行かなくてはいけないというルールがあります(ただし困難な場合は免除されることもあります。それもルールがしっかりしています)。

想像してみてください。
昔、飛行機もない時代に、砂漠の奥深くにあるメッカに行くことは並大抵のことではなかったでしょう。それでもメッカに行きたい。そういう時に助けてくれるのが、道すがらに住んでいる人たち。
彼らは旅人たちを無償で助けること(ザカート)が正しい行いという価値観があるため、進んで旅人たちを助けます。それは今でも田舎に行くと強く感じますね。

これもイスラム教が生まれた土地柄なんでしょうか。
メッカの周辺やもう一つの聖地メディナの周辺は完全に砂漠地帯。
昔から家族や部族規模で商隊を組み、人々は生活していました。
どうやっても農耕には向いていないこの土地で生き抜くためには、略奪か助け合いしか道はありません。
イスラム教が生まれる前のサウジアラビアの歴史は結構血なまぐさいものがありますが、イスラム教というひとつの帰属社会が生まれたことで、助け合う精神というのが育ったのかなーと思います。
なので、イスラム教=怖いという見方をされると悲しいですね。
どの国のどの宗教の人にも怖い人もいればいい人もいるんですよ。

ちょっと本気を出して長くなってしまったので、ここらへんまで。
イスラム教を知って、身近に感じていただければなーと思います。
ミャンマーの本筋からは離れちゃいましたけど。

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皆さん、よい一日を。


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