ミャンマーで起業するために知っておくべき5つのこと

よく企業(起業)視察系の問い合わせやアテンドの依頼を承ります。

本気で検討されている方も多いのですが、まれに『もうちょっと、調べてからいらしたほうが価値ある時間になるんじゃないですかな』という方もいらっしゃいます。

確かに情報を得るのは面倒ですので、私がよく聞かれること等をまとめてみます。

 

1.外国人がミャンマーでビジネスを行う方法

外国人がここミャンマーで主体的にビジネスを行うためには以下の3つの方法が可能です。
・100%外資企業の設立
・合弁会社の設立
・支店・駐在員事務所の開設

主体的にと但し書きしたのは、理由があります。
ローカル企業に原材料を供給し製品を輸出するという委託加工貿易もありますが、主体はミャンマーパートナー企業ですので割愛します。
またパートナーシップによる事業というのもありますが、実際に認可は降りていないようですのでこちらも割愛します。

100%外資企業の設立は2種×3種の6種

・外国投資法+会社法に基づく登記
・会社法に基づく登記

ミャンマーは自国の産業を守るために外国人の参入規制があります。あなたが行いたい業種によっては外国投資法に基づく必要があります。外資が一切禁止されている業種もありますので、視察前にしっかりと確認しておきましょう。

また業種による上記の選択をしたら次の選択をします。
・MIC認可
・MIC非認可
・経済特区法
MICとはミャンマー投資委員会(Myanmar Investment Commission)のこと。
外国投資法の優遇制度を受けたい場合はMICを通すといいでしょう。
優遇制度:税金の免除(数年間)、長い土地租借権とその延長など。
必要となる最低資本金の額が大きいため、大企業さんたちがMIC認可を取る傾向があるようです。
しかし、必ずしも認可が通るとも限りませんし、どれくらい時間かかるかも読めません。

経済特区法は、専門性が高すぎるのでこの詳細は法律事務所にご確認ください。

上記2種×3種で6種類の100%外資企業の設立が出来ます。

続いて合弁会社の設立

これは一番イメージしやすく、簡単な方法だと思います。
原則外資の比率がMAX80%と規定されていますが、これもまた業種によりといったところです。もちろん業種によってMICを通すか否かという判断が必要です。

支店・駐在員事務所の開設

日系企業の多くが支店・駐在員事務所を開設しています。
あたりまえですが、現地法人(外資100%企業)を作るか支店を開設するかによって法人税率や責任の所在などが変わってきます。目的によって分けましょう。

 

2.ミャンマーへの送金、ミャンマーからの送金

多くの人が頭を抱えるこの問題。次第に状況は改善されてきているようです。
多くの企業がシンガポール経由の送金を行っていますが
日系銀行とも業務提携が結ばれ、直接送金が可能になっています。
額によって多少の面倒はありますが、今の所送金がされなかったというケースはあまりないようです。(私の知る限りではありません)
ミャンマーの銀行に外資として口座を開設することももちろん可能です。
日本での法人口座開設と同様、法人登記の書類などが必要です。

 

3.ミャンマーの土地、事務所について

随分基礎的な話になりますが、本当に良く聞かれるので明確にしておきます。
外国人は土地やコンドミニアムの購入は出来ません。
中国などと同様でミャンマーは土地の借地権の売買を行っておりますが、外国人の取得は出来ません。
コンドミニアム法が出来て、外国人が7階建て以上のコンドミニアムの40%購入出来るようになると言われています…1年以上前から。今現在まだ制定されていません。

信頼出来るミャンマー人パートナーに買ってもらうという手段を提案する方も多いようですが、契約などでトラブルが発生していると聞きます。
といっても、ミャンマー人ー日本人で問題が起こるというよりは日本人ー日本人で問題が起こるようですが。

土地がらみでもう一点注意していただきたいのが、その土地の用途です。
それぞれの土地には政府が認可している利用法があります。もしサービスアパートメントやホテル、ショッピングモールを作りたいのに、農地専用の土地の借地権を取得してしまうとどうにもなりません。
コネと金でなんとかなることはありません。
特に土地の用途に関しては厳しく管理されているそうです。

 

4.ミャンマー人パートナー探しについて

これは完全な私見になります、お含み置きください。

いかなるビジネスの場合もミャンマー人パートナーが必要になるかと思います。
パートナー探しにはしっかりと時間をかけて下さい。
ミャンマーの方の『友人を紹介する、有力者を紹介する』をあまり信じすぎないで下さい。
日本人とは感覚が違い、一度会ったら友人と言います。
アポをお願いしても会えなかったり、話が進まなかったりするのは日常茶飯事です。
まぁ本当にコネクションがある人はそう簡単に開示しないでしょう。
なにより、実務能力で選ばれるべきだと思います。

 

5.最後のフロンティア、ミャンマーの本当のところ

最近日本を離れているので、どういう扱いになっているかわかりませんが、1年ほど前にはミャンマーが最後のフロンティアだとメディアなどで取り沙汰されていた記憶があります。
そんなミャンマーですが、インフラ整備は整っておらず、外国企業の規制などもあり、決して簡単な国ではありません。掛かる手間やコストに対して利回りがいい国だとはあまり思えません。

しかしながら、軍事政権によって閉ざされていた国交が開かれ、様々な産業が花開こうとしていることは事実です。

多くの人口を持ち、資源も豊富。どう転がっても発展は続くでしょう。
その速度を加速させることが出来るのは、私たち外国人であると思います。
またミャンマーはとても親日な国であり、日本(人、製品)への信頼は驚くほどです。

もしミャンマーに興味がある方、ミャンマーでビジネスをしたい方、
どうかじっくりと腰を据えて取りかかってください。
短期でハイリターンを望む方には決して向いている国ではありません。
ミャンマーの成長という課題に価値を見いだす方、夢を感じる方にこそミャンマーに来て欲しいと思います。

 

おわり

 

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皆さん、よい一日を。


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